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鍼灸師として妊婦さんを診るということ。 [妊娠・出産・子育て]

こんにちは(*・▽・)/



今朝Twitter上でもつぶやきましたが、


昨晩は定期的に行っている産科のお勉強をしておりました。



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逆子ちゃん、安産、肩こり、背中の痛み、腰痛。


当所に来院される方の多くは、これらのお悩みを抱きご連絡を受けます。


そして、他の鍼の先生ところでも同じかと思いますが


それらの悩みを抱える方の中には、前置胎盤、切迫早産気味、羊水少な目などなど


対応に注意しなくてはならない方はもいらっしゃいます。



それこそ


前置胎盤気味(低置胎盤、もしくは辺縁前置胎盤)ですが、


帝王切開をせず、自然出産、経膣分娩で子供を生みたい!との思いで来院されるケースもあります。



この様な実際で


鍼灸師として、「秩父」という田舎で妊婦さんを診せて頂くということ。




それはどういうことかというと



「鍼灸師は妊婦さんの日常生活・健康を支える一要員であり


多忙な医師が、妊婦さんに対してカバーしきれないところを補助する一要員。」


そういった考えで、私は妊娠中の皆さんと向き合っております。




秩父地域の妊婦さんは


皆さんからお話しを伺う限り、以下の理由で各病院に行かれているようです。



来所される方のほとんどは秩父に唯一ある産婦人科。





多少母体管理が必要、もしくは岩田先生で受け入れが難しい場合





母体・胎児管理により注意が必要な場合







これらの病院に行かれている方に対して


妊娠中の経過を伺い、


その状態、行かれている病院によって、当然ながらお話しさせて頂く内容や注意することが変わってきます。



お体を診せて頂くにあたり


医師が注意していることは、知りえる限りで注意し


お話し出来る内容であれば、出来るだけわかりやすく解説。


私から返答が難しい場合は、しっかりと直接医師に聞いて頂く。



そんなに注意深くしなくてもいいんじゃないの?


と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが


ただでさえ産婦人科が1ヶ所しかない秩父。


大きな病院まで1時間半近くかかる可能性がある秩父。


鍼灸師として、妊婦さんと向き合えば向き合う程、


神秘さとともに、母体、胎児のお体管理の難しさや、危険性というものも学ばされます。



それでも


当所にお越し頂き無事出産を終え


新しい家族となったお子さんの写真を送って頂いたり、


忙しい中でも抱っこして、産後のお体の調子を整えにいらして頂けることは、


妊娠中の体調管理を携わったものとして大変嬉しく思います。



秩父地域にもっと子供が増え、活気が出てくれるためにも


「鍼灸」という東洋医学の分野から尽力したいと思います。




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一、医療従事者として。。。 [健康・病]

こんにちは。


昨日以上に強い日差しが降り注ぎ


今日も梅雨とは思えないお天気。



気温がぐんぐん上がるも


待合室には爽やかな風が通り抜け、とても良い気持ち。


気分が良く、庭に咲いているタチアオイをパシャリ[カメラ]


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お昼休みに入り、


そんな穏やかな空気を楽しんでいました。



ですが、その後お昼のニュース見てびっくり。


フリーアナウンサーの小林麻央さんがお亡くなりになられたというニュースでした。


(会見は先ほど終わったのかな?)



TV他で話題にもなっていたため


私も一、医療従事者として


小林麻央さんの闘病の様子は関心を寄せていました。



大変な病気にも関わらず、


気持ちの力で病と闘い、病状が好転しているニュースを聞いた時には


「やはりポジティブな気持ちによる免疫力の向上は凄いなー」


「陰陽の働きで考えても、陰たるガンに対して、気持ちなど陽の働きを高めることは大切なんだな。」


と、精神神経免疫学の観点や東洋医学の観点で感想をもっていました。



ですが、在宅医療に切り替えたという話題を聞いた時には


「病院サイドは、在宅でのターミナルケア(終末期医療)に切り替えたのだろうか。。。」という思いになりました。




乳がんというと


主な原因は女性ホルモン・エストロゲンの影響が言われますが、


その影響のベースとして、日々の健康管理、ストレスコントロール等があると思います。



また、他の鍼灸院さんにもいらっしゃるかと思いますが


当所にも、


「少しでも免疫力を高めたい。」


「抗がん剤だけに頼りたくない。」という思いで


ガンを患った方が来所されるケースがあります。



ガンになってから鍼灸を受けられるのも結構なことだと思いますが


できれば健康管理の段階で!



「養生」という言葉が東洋医学・鍼灸にはありますが


常日頃から、来所された患者さんには


「何かあってからではなく、何もない時の心がけ、ケアが大事なのですよ。」


「今ある症状は、体の警告サイン。もっと重大な病を呼びこまないようにしないとね。」


「日頃の健康管理でしっかり、病の目を摘んでおかないとね。」


とお伝えしています。



小林麻央さんが、そういったケアを怠っていたということでは無いですが


それまでの生活の中に、大病の小さな芽を育てる環境があったのでしょうね。





34歳。
まだまだこれからですよね。。。


ご冥福をお祈りいたします。




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「逆子の灸」いっぱいやれば良い訳じゃない。 [妊娠・出産・子育て]

こんにちは(*・▽・)/



一昨日、昨日と


当所に逆子・安産でお越し頂いていたから


嬉しいお便りをいただきました[ぴかぴか(新しい)]


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こうやってカード頂いた時は


私のデスク上にあるコルクボードに留めておくのですが


その隙間もだいぶ少なくなってきました(*´ω`*)



「逆子が直ってました~」とご連絡を頂けるのは嬉しいですが


このようなカードやお電話等で、


「無事産まれました!」というご連絡を頂くまでは、なかなかほっとできません(^▽^;)



昨日も無事逆子ちゃんが直っていたとご報告を受けましたが


その方に関しても、ほっとするのはもう少し先になりそうです。



こう逆子ちゃんを診せて頂くと


お母さんは勿論、逆子ちゃん直しを行う施術家も気張らず臨めるかがとても大切ではないかと感じます。



というのも


よく「逆子の灸」ということで、逆子ちゃんを直す為にと内くるぶしから指4本くらいに上にある「三陰交」や、足の小指にある「至陰」にお灸を行います。



そして先日、
今までの当所にいらっしゃた逆子ちゃんのカルテを整理したところ、


その場所にお灸をやればやっただけ良い訳ではなく、


その方その方の状態によって、適切な刺激量があり


しっかり反応のある場所に、数少なくお灸が行えている程改善率が高いようです。

(正確な統計処理はしていませんが)



赤ちゃんに好かれたのか、


幸運にも直らなかったという方は、今まで年間1人いるくらい。


その直らなかった方は、共通してお灸の数が少し多かったです。



実際のところは、


足にお灸する前の、手足への鍼が最も重要[exclamation]なのですが


(特に私が行っている鍼の流派 脉診流経絡治療では)


ネットで見て、ご自身の判断でお灸して頂くのもいいですが


出来れば、しっかりと鍼灸師の先生に診て頂いて


適切な鍼とお灸を受けて頂ければと思います。


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