繊細さんと東洋医学・鍼灸。 [東洋医学]
- 敏感な
- 感じやすい
- 傷つきやすい
- 過敏な
- 気にしやすい
- 神経質な
- 感受性の鋭い
○間違いを指摘したり、間違いを避けることに長けている○とても良心的である○深く集中ことができる(まわりに気を散らすものがなければ)○慎重さ、正確さ、早さ、小さな違いを見つけることなどが必要とされる仕事が得意だ○自分個人の考えについて思いをめぐらせることが負い○学んだと気づかずに学んでしまっていることがある○まわりの人の気分や感情に大きく左右される
○車のかすかな運動にも気づく○空気中の物質に敏感である○花粉症やじんましんなどにかかりやすい人が多い○じっとしているのが得意だ○「朝型人間」(例外はたくさんいる)○カフェインなどの刺激に影響されやすい(人によって慣れてしまっていることもある)○より「右脳的」であり、論理的、直線的というよりは、創造的、統合的なアプローチをとる
- 目の前で患者さんを診ていても、
待合室の患者さんの動向が音で分かる - 自分とは関係ない事、知らない人の会話でも気になる
- 外に出ると(車に乗っていても)
周囲をキョロキョロしてどの様な人がいるのか自然と確認してしまう - 行動する前に、
リスクを考え過ぎてしまい行動出来ない - 勉強会参加すると、
自然と会場内のどこに誰がいるのか確認してしまう - 電車移動や、秩父以外(都内など)を歩くときは耳栓をしている
- 人混みが苦手
- 人工的な空調が苦手
- 靜かなところが好き
- 明るすぎない所が好き
- 敏感肌
- 「HSP(Highly Sensitive Person)」=「非常に繊細な人」がいる
- その心身の繊細さに悩んでいる人が大勢いる
- 東洋医学にはその繊細さを説明する表現が昔からある
- HSP≒気の変化が速い人
鍼灸×万能ワクチン。 [東洋医学]
こんにちは(*・▽・)/
先日の雪を降らせた寒の戻りもなくなり、
ここ数日はとても暖かい日が続いていますね。
でも
こうも暖かいと、花粉症をお持ちの方は一苦労化と思います(^_^;)
私も多少花粉症があるので
朝、お仕事が始まる前に鍼をして、鼻水を抑えて1日お仕事をしています(・∀・)
秩父でも桜の開花が近づく季節になり、
ようやくインフルエンザの流行も落ち着いてきたでしょうか。
今シーズンも「インフルエンザワクチン」 の話題が出ていましたが
皆さんご存知のように「ワクチン」「予防接種」というのは
お薬によって特定の病気に「ならないように」、「なっても軽く済む様に」
にせっせと注射を打つわけですね。
そして鍼灸師は思う訳です
同じ針による予防でも、
「鍼灸」はあらゆる病気・症状の発症を防ぐ、軽減しているよね(・∀・)
ということ。
当院にお越しになってお体を整えている方はお存知と思いますが
「鍼灸」のは『予防の医療』『未病(病気になる前)の医療』。
ですから、何も症状がない時にひょいと受けて頂いけるのが理想。
そして、
何を予防するかというと、
「身体にとって不自然な状態になること」を予防している訳です。
つまり、
身体にとって不自然なあらゆる「病」「症状」を予防するのがお仕事
つまり、鍼灸は「万能ワクチン」 みたいなものか(゚д゚)
ですから、
当院で鍼灸を受けている方が、普通の方・予防接種を受けた方よりも
症状・病・インフルエンザに、「ならない」「なっても軽く済む」「早く治る」様、お体の健康維持をお手伝いをしたいと思います。
先日の寒さで、
風邪・発熱の治療をすることが多かったもので書かせて頂きました。
〔疳の虫・子どものはり灸〕
〔安産・逆子・不妊・子宝のはり灸〕
↓治療のご予約・ご相談等はこちらまで。
0494-22-2135
suneya.hari@gmail.com
『 悪くならないために行く鍼灸院。』 [東洋医学]
こんにちは(*・▽・)/
バタバタとしていたら前回の更新から1月も経ってしまいました(^_^;)
季節は師走、12月に入り、
治療終了後、すねやは患者さん皆さんにお送りする年賀状を書きにペンを走らせています。
先日も、
録画しておいた、NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」という番組を横目に年賀状書きをしていました。
ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?
その回の副題は「歯科医・熊谷崇」。
世界に名をとどろかせる山形県で歯科治療をなさっている先生がご出演なさっていました。
その先生がもっとうとするところ、プロフェッショナルと言われる所以は、
「痛くなったら行く歯医者」ではなく
「痛くならないために行く歯医者」という歯科医療を行っていること
それを聞いて思ったのは
「おっ!本来の鍼灸治療の目指すところ、当院の行う鍼灸の目的と同じ(∩´∀`)∩」
という事です。
番組内で先生が仰っていましたが
「あまりにも今までは目先の治療、患者さんの要求に応えたと思いつつ、実は患者さんの生涯にとっては、全く患者さんの利益にならないことを提供しちゃうってこともあるわけで、
今 その時 食べられればいいんじゃなくて、本当に長くもたせるってことが問題なので、本当にその患者さんの人生を診てるわけですよね。(内容一部省略あり)」
鍼灸院も一緒です。
それこそ“鍼灸”東洋医学は、治すこともしますが『未病』という考え方が前提にある。
『予防の医学』。
熊谷先生が仰っていた「痛くならないために行く歯医者」のように
「痛くならないために行く鍼灸院」
「悪くならないために行く鍼灸院」
ですが
同じように熊谷先生が仰っていたことと同じ
患者さんの苦痛、悩みを、とりあえずでも改善させてあげようということをしてしまいがちです。
鍼灸術は
科学的な器械を使わない、鍼灸師独特の診察術「四診」という診察術を駆使して
今の体がどういう状態で、どういった事に注意しなくてはいけないかというのをご説明しながら、
今その時良くするのではなく
生涯を通じて診た際に、「健やかに生活が出来る」様すればどうしたら良いかのお手伝いをします。
痛みが無くなることはそれは有難いことですが、
根本の状態が良くならなければ、幾度と同じ事を繰り返してしまうこともあり
真に問題となることを知らせてくれた、大切なサインに目を背けてしまい
結果的に、大病を招いてしまうことだってあります。
ですから
今日も、毎週治療にいらっしゃってる患者さんでも、何度も同じお話をさせて頂きます。
「何かあってからでは遅すぎる。何もないようにお体の状態を整えて行きましょう。」と。
そんなことをコラムにまとめつつ
一生懸命、歯ブラシとデンタルフロスを使って
歯が痛くならないよう、丁寧に歯の状態、お口の状態を整えています。
〔疳の虫・子どものはり灸〕
〔安産・逆子・不妊・子宝のはり灸〕
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関東梅雨入り!暦の梅雨入りはもうちょっと。 [東洋医学]
こんにちは(*・∀・)/
全国のスイーツが大好きでしょうがない方々お待たせしました笑
ここのところ忙しさにかまけて
随分とブログの更新をせず滞らせてしまいました
と言っても、
ここ1ヶ月以上、大好きなスイーツを食べ歩く時間もなく気が狂いそうです(ノ ゚Д゚)ノ ムハーーー
また食べに行きましたらupしますね(^_^;)
先週は、急に気温が上がりとても暑い日が続きましたね
ですが
今日からの雨で、ついに関東地方でも梅雨入りです
6月11日には『入梅』として暦の上でも梅雨入りし、約30日間の梅雨の始まり。
多くの方がご存知かもしれませんが改めて
〇『入梅(にゅうばい)』とは
明日6月6日。
二十四節季の1つで、稲や麦など穂が出る穀物の種をまく季節という意味の『芒種』から5日後で、
最初の壬(みずのえ)の日。
秩父の梅の色付きはまだですが、
梅の緑の実が、熟し黄色く色付き始める頃に雨季に入るということで 『入梅』と言うわけですね。
また壬(みずのえ)とは
十干(じっかん)の第九位。
陰陽では『陽』にあたり、癸(みずのと)と合わせて、「水の気が強い性格」五行説の『腎水』にあたります。
*五行色体表では『水』は冬にあたりますが、
雨(水)の多い梅雨は、四季の春と夏の間にあたる時季。
「土用の時季」ということで(厳密には異なりますが(^_^;))
『脾土』のバランスが変わり、だるさや消化器、関節トラブルなどが出やすくなる時季でもあるんですね。
(↓ちなみに去年の『芒種』の時季にブログ。この梅雨時期のお体トラブルについても少し書いてますのでもしならどうぞ)
『壬』には
「妊娠する」の妊の字にも使われているように
妊(はらむ-孕む)。
妊孕(にんよう): 妊娠すること。身ごもること。といった
赤ちゃんを授かる上で大切な『腎水の働き』の意味があります。
梅雨でジメジメして嫌ですが、
入梅時季の『壬』という字の力が、
「不妊」で悩み当院にいらっしゃる方々の、妊孕への背中を押してくれればといいなと思います゚(*^^*)
まったく話が変わって
本院の患者さんで
ウルトラマラソンという100km近く走るレースによく出場し
「怪我予防」と「持久力維持」「体力回復」として、レース前の調整にいらっしゃる方がいるのですが
先週の日曜日も
東京・柴又で行われたウルトラマラソンにも出場されました。
レース当日のお話を聞きましたら
8時のレース開始時点ですでに30℃を超えてたそうです
その方が参加した部では
最終的にゴールした方は、暑さにやられたのもありスタート時の半分くらいだったそうです
トレーニングをしていても、
急に暑くなったことにより順応できず、体は簡単についてこなくなるんですよね。
その方も
暑さに警戒して、しっかり水分摂取したことにより電解質のバランスの崩れお腹の調子が悪くなったそうですが
それ以外はほぼ何事もなく完走でき、
レース後体調を崩すこともなく回復もスムーズだそうでなにより(*^ω^*)
こんなに長い距離を走る事は普通の方ではそうそうないですが、
急に気温が上がって体が順応しきれない今は、特に熱中症には十分注意しましょうね
100kmを走りぬくとか、自分には想像出来ないですね(^_^;)
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陽気高まるもお疲れの時期。 [東洋医学]
こんにちは(*・∀・)/
前回の更新から随分と日が経ってしまいました
それも
今年より、所属学会の今まで行っていた支部の支部長に就任することになりまして
今月は初めて迎える新年度一回目の勉強会ということもあり大忙し
優秀な先輩方ばかりで、日本語が苦手なすねやは発表原稿作るのも一苦労です(;´▽`)
ちなみに
お気付きになったからもいらっしゃるかもしれませんが
ここのところ私、すねやの右の瞼がピクピク痙攣していたのは、
「眼瞼ミオキミア」と言って、ストレスや疲労によって瞼が痙攣する症状です。
東洋医学的にも
筋肉には『肝』の司り。
『肝』はストレスにより歪み気血の流れに支障を起こし、症状を呈することを考えると
いよいよ『肝』の歪みが酷くなり、気血の巡りがさらに悪くなってきたな。。。
と自分の体を冷静に観察しているすねやです(;´▽`)
皆さんもストレスは貯め込み過ぎて症状が完成し悩む前に
発散するなり、鍼灸で調整するなりして悩まないようにましょうね(笑)
さて
この前桜が咲いたかと思えば、 時期はあっという間にGW間近
ここ秩父地方でも
この春の時期の名物である『芝桜』もとても綺麗に咲きほこり
遅咲きの我が家の芝桜もそろそろ満開となりそうです
この時期は
冬の寒さから抜け出し、日に日に気温も高くなり
陽気の良さに誘われて
あちらこちらでウグイスも元気よく鳴く声が聞こえ
新緑もどんどん成長しとても気持ちの良い季節ですよね(*^^*)
ですが
冬の寒さ厳しい時期よりも、
この暖かく陽気の良い時期から、体調を崩してしまうという方が割りといらっしゃいます
この春の時期というのは
冬の寒さ厳しい時期は、動かずじっとしている特性のある陰の気が強く、
それが
春になると、徐々に活発に動く特性のある陽の気が強くなり始め、自然界の活動性が高まります。
この「陽の気」を、私たちは何気なく「陽気が良い」と生活の中で自然に使っている訳ですが
この陽気が強くなると
その陽の気の力によって、人の体(心身)も活発に動くことが出来るようになります
また
この春の時期は、五行で言う「肝木」の働きが強くなる時期。
(補足として過去のブログはこちら↓)
○『陰陽五行』という言葉を知っていますか?
○『五行説』と人体の繋がり。
春の木々がどんどん成長していく時期のように、
肝の働きが強くなると、行動や判断力も活発となり
自分が思う以上に体を活発に動かしてしまいます
日々の養生をしっかりと行い
秋の時期に栄養を蓄え、冬の時期にしっかりそれを貯蔵するなど
体に精気が充実して春をを迎えた方は
しっかりと蓄えた精力を使い、存分に体を動かすことができますが
元々、栄養を蓄える力が弱い方や
しっかりと精気を蓄える期間に不摂生をし、精気を浪費してしまうと
活発に動き回るだけの体力・精気の備えが無い方は
無意識のうちに、活発に体は動いてしまうのに
エネルギーが無いので、動けば動くほど体は疲弊し、
全身の気血のバランスを崩し、様々なトラブルを引き起こします(><)
今回
自分が患ったまぶたの痙攣も
陽の気や肝木の作用により、だでさえ活発に動いてしまう時期に
ストレスを多く受け、行動力を司る肝木の気血の巡りを悪くしたことによると考えられます(^_^;)
GWの時期は
長期連休ということで、さらにあちこちに出かけたりして
春の時期に活発に動いたことによる疲労に加えて、さらに体を疲弊させます。
とても気分の良い素晴らしい時期ですが
体は思った以上に疲労が溜りますので
体のメンテナンスに気を付けて、楽しいGWをお過ごしください
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今日は何の日? 『雨空でも陽極まる。』 [東洋医学]
こんにちは(・∀・)
ジトジトと雨が続きますね~
まぁ、今日はこんな天気ですから、随分とゆったりとした1日でした。
そのため、PCの前での作業がはかどるはかどる笑
先日、PCで見た時のブログのデザインを変更したのですが
今回はさらに見やすいように、CSS弄ってブログ全体のサイズを大きくしたり
目的の記事が見付けやすいように、カテゴリー別の記事の上に、そのカテゴリーの一覧が出るようになりました
いやぁー見やすくなった
そこまで大きな変化は無いように感じるかもしれませんが、色々ページを見て頂けたらと思います(*^^*)
いつ見るか?
今でしょ
では、そろそろ今日のお話・・・笑
6月21日
皆さんは何の日か分かりますでしょうか?
そう。
今日は、1年で最も昼間の明るい時間(日照時間)が長くなる日。
『夏至(げし)』なんですね
夏至というのは、その文字の通り、『夏に至る』時期。
この日を過ぎると、いよいよ夏が始まりますよー
という意味なんですが・・・
実際は、この天気
梅雨真っただ中で、今日なんかちっとも太陽は出ませんでしたね(;^ω^)
この『夏至』
実は、東洋医学の根幹にある『東洋哲学の思想』が反映しているん
前に書いた『陰陽と五行』というものについて、まず見て頂けたらと思いますが・・・
⇒『陰陽五行』という言葉を知っていますか?
古代中国の思想に
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」という言葉があります。
これは『陰陽転化』といい
平衡を保ち、対立関係にある『陰』と『陽』は、
片方が極まり強くなると、一定の条件下で相反する方へ『質』が変わっていくということを言っています。
どういうことかと言いますと
昼間の時間が長いというのは、「陽の気が多い」ということを意味しています。
冬の寒く暗い時期から、徐々に山を登るように
暖かく明るい陽の気が増えていき、『夏至』という、頂上・「陽の極み」にたどり着きます。
そして
ゆっくり山を下るように、陰の気が増えていき、「陰の極み」・『冬至』を迎え、
そして、また徐々に「陽の極み」・『夏至』に向かって山を登っていきます。
この「だから何?」という考えが
鍼灸・経絡治療をする上には、とても大切なことなんですね~
なんだか、よく分からなかったという方は
直接、治療の際に質問してみてください(・∀・)ノ
少しでも、「へー、なるほど。」と
こんな話でも興味をもって頂けたら幸いです(*^^*)
『体の声』に耳を傾けてみませんか? [東洋医学]
こんにちは(・∀・)
台風が接近してくれたお陰で
関東地方にも、ようやく恵みの雨ですね
今日のお話は
自分の『体の声』に耳を傾けてみましょう
ってお話。
まぁ、いったいどういうこと?って話ですよね(^_^;)
例えば
- お腹が空いた・・・エネルギーが無くなったから、何か食べたい
- 喉が渇く・・・水分が足らないから、何か飲みたい
- 眠い・・・活動をやめて休みたい
- まずい・・・今は欲しくないもの
- 吐き気・嘔吐・・・物を胃にいれたくない
- 咳・・・取り込みたくない物出す
- 下痢・・・不要な物だから出す
- 熱が出た・・・悪いものを倒している etc...
これら、生活していて日常的に体で起こること。
体調が崩れかけている時、体調が崩れて病気になってしまった時など、
一般的に「症状」と言われる『体の反応』が現れます。
そして、
この『体の反応』の中で、自分にとって都合の悪い反応が出てきて、それが大変になる・迷惑になると
多くの人が薬局やお医者さんに行くなどして
お薬をもらって飲んだり、塗ったり、張ったりして、その迷惑な症状・病気をなんとかして無くそうとします。
お薬などは、とても強力で
都合の悪い症状をすぐに抑えてくれることます。
ですが、多くのお薬は、その悪い反応・症状を抑えているだけで、
本当の意味で、体の不調を治しているとは言えないところがあるんですね。
東洋医学で考える、『症状』・『病気』というものは
健康でいるための体の調節機能が歪み、バランスが崩れ、
その崩れたバランスを、自力で戻せなくなってしまったことで現れる『体の反応』だと考えます。
*ちなみに、この自力で戻すのが大変になってしまった体の歪み・バランスを整えるお手伝いをするのが、私たち鍼灸師(^^)/
ある意味では
その、だるい・痛い・気持ち悪い・調子が悪いといった体の不調は
無理をしてしまった私たちの体が、健康な状態に戻ろうとする・維持しようとする『体の声』なんですね
いわば『体の声』 というのは『体の警告サイン』なんです
ですから、お薬を使ってとりあえず症状を抑えることも良いですが
それは、体の警告サインを無視して、さらに体に無理をかけることにもなり兼ねません。
この体の声に耳を傾け
体を健康に保とうとする、『体の警告サイン』に敏感になり、
その警告サインに合わせて、正しい生活(生活リズム、食事など)や対処をとることができれば
より辛い症状、重大な病気を防ぐ。病気にならないでいられる。
『未病』に繋がると思いませんか?(^ω^)
こういった
どうして、こういう「体の反応」「体の声」が出ているのかなんて
なかなか考える機会は無いと思います。
ですから、
少しでも、「へー」「ふーん、なるほどね」「そういう風に考えることも出来るんだ」
などと、少しでも思って頂けたら幸いです(*^^*)
湿度が高い時のお体トラブル。 [東洋医学]
こんにちは(*・∀・)ノ
今年は随分と早くに梅雨入りしたかと思ったら
全然雨が降らないですねっ!(笑)
お天気なのは、生活するぶんには悪くないですが
これだけ天気がおかしいと
「今年は猛暑になるんじゃないか」とか「記録的な大雨が降るんじゃないろうか。。。」
と、これから夏にかけての気候が気にかかりますね(;´・ω・)
逆に、雨が少ない影響で、
農作物に影響が出たりするのもよろしくないですね~
そういえば、
昨日、6月5日は二十四節季でいうと「芒種(ぼうしゅ)」にあたるんですね
「稲や麦など、穂が出る穀物の種をまく時期」ということで、
秩父の実家でも、ちょうど一昨日の稲の苗床作りが終わりました。
今は、早いところではもうこの時期には種まきは終わり
すでに田植えをしているところも結構あると思いますが
我が家はまさに二十四節季通りです(笑)
それじゃ
ここらで今日のお題に行きましょうかっ(・ω・)ノ
ニュースの天気予報をみると
ようやく前線が北上してきたようで、
これから少しずつ天気の悪い日が出てきそうなようですね。
春になって、ようやく暖かくなりはじめ
新緑の芽吹く頃には、気温・気候ともに穏やかで過ごしやすい季節ですよね。
そして
次第に夏に近づくにつれ、さらに気温が高くなり
じとじと湿気まで高くなり、梅雨のシーズンを向かますね。
この『梅雨シーズン』 になると
湿気が高く肌はべとべとするし
気温も高いせいでだいぶ不快な気分になりますよね?
「私は天気が悪くなりそうになると、体の調子が悪くなるから分かるんだよ」
という人が、よくいらっしゃいますよね?
その通りで、
この時期に、特徴的な体の不調というのも起こりがちなんですねー
東洋医学で言いますと
この湿気が今の季節というのは、
五臓で言う『脾』と呼ばれる場所を傷めやすい季節なんですねー
下の図で言うと、黄色い丸のところですね。
『脾(ひ)』というのは
同じ黄色丸で『胃』というのがあるように
簡単に言うと、お腹や内臓の調子といった
主に、消化器の調子と大きな関係があるところなんですね
そして、この『脾』 と呼ばれるものには苦手なものがありまして。。。
湿気や雨といった、水気を苦手とするんです
ですから、
梅雨シーズンに入り、湿気が高いくなってくると
『脾』を傷めやすくなり、消化器の異常が起こりやすくなります。
この消化器の具合が悪くなると
内臓というのは、主に「自律神経」という無意識に全身を管理している神経が司っていますので
その自律神経の全身の調和を乱すことによって
様々な体調の悪さ、
不定愁訴が出てくることにも繋がり兼ねないんですね(・ω・)ノ
また『脾』というのは、
関節や全身のダルさ・疲労とも強い関係があるんです
ですから
どうもこの梅雨時期になると
体が気だるくなりやすかったり、肩や膝といった関節の調子が悪いという人は
どうも調子が悪いからと病院に行って、体のチェックをすることも大切ですが
東洋医学の目から診て
体のお手入れをすることを考えてみるといいですね(・∀・)
東洋医学からみた病気になる仕組み。 [東洋医学]
先日より、全国各地で朝冷え込むようになりましたが、しっかり体は温めていますか?
体育の日も過ぎてしまいましたが、
夏場、気温が高いことで体を温める必要がなく衰えた代謝機能。
暖房器具や服を着込んで体温を調節することも大事ですが、
寒さが厳しくなる前に運動をして衰えた代謝機能を今の時期に回復しましょう。
外気温が下がると体を温める代謝機能は上がっていきます。
体温を上げるためにそれだけエネルギーを使いますから、体重が気になる方はこれからがチャンス!
ストップ!冬太り!ですね(^_^)/
それでは今日のお題。
『東洋医学からみた病気になる仕組み。』
東洋医学では病気になる原因を
「内因」「外因」「不内外因」という3つの要因に分けています。
まず「内因」とは
簡単に言うと「感情」です。
前お話したように、肝、心、脾、肺、腎の五臓・五行によって体は構成されています。
そして感情も同じように五臓・五行配当ができます。
「怒り」は肝。
「喜ぶ」は心。
「思う」は脾。
「憂い」「悲しみ」は肺。
「恐れ」は腎。
過剰に1つの感情を持ち続けるとそれに関連した五臓を損なってしまいます。
(例えばずーっと怒り続けていると、「怒り」は肝ですから肝の臓腑を損なうことになります。)
次に「外因」とは
自然の環境、気候が原因となるものです。
「風」に当たり過ぎれば肝を損ない
「暑」「火」では心。
「湿」は脾と腎。
「燥」は肺。
「寒」は腎、肺。
脾は消化吸収の役目がありますから、梅雨や夏の湿気の多い季節には脾、消化機能を損なうことになります。
そして最後「不内外因」
不内外因とは、食べ過ぎや働き過ぎ、セックスのし過ぎなどの生活習慣、
事故などの外傷によるものを指します。
他に第三病因として
慢性伝染病、天災による怪我、毒虫・毒蛇等による受傷などがあります。
東洋医学には「心身一如」、「内傷なければ外邪入らず」という言葉があります。
メンタルヘルスが保たれているならば、
ある程度の外邪(外因)を受けても健康でいられますが、
精神状態「七情」が乱れることで、外邪の侵入を許してしまうのです。
五行で「秋」は肺にあたります。
空気が乾燥し気温が寒くなるこれからの時期、
「燥」「寒」は肺を傷付けます。
もし、
「悲しい」出来事や、将来や人間関係に「憂う」ことがあると
肺をさらに傷付け、咳や鼻水といった風邪症状。
お肌のトラブル、肩こり、肩から腕が痛み痺れたりといった症状の発生に繋がってしまうのです。
『五行説』と人体の繋がり。 [東洋医学]
東洋医学・鍼灸では
五行説という考え方をもとに身体の状態を把握し、治療を行っています。
五行説「木・火・土・金・水」とは
古代中国で、日常生活と生産活動の中から不可欠の基本物質として認識され、
そして中国・戦国時代末期には、この五行間に働いている機能関係が発見されました。
「木」は燃料となり「火」を生み、「火」が燃え灰になって「土」ができる。
「土」中からは鉱物や「金」属類が産出され
「金」属の表面には凝結により「水」が生じ、「水」によって「木」は養われ成長していく。
この機能は「相生関係」と呼ばれ、事象の発生と発展、変化などの運動法則として確立されました。
この五行説は医学の分野にも応用され、
「五臓六腑」という、人体構成の考え方が生まれました。
ここでポイントとなるのは
『五行説はそれぞれ繋がりがあるんです。』
五臓で「肝」は肝臓の血管の走り方が樹木に似ていることから「木」に属し色では五臓の中でも最も青いことから「青」が配当されます。
その他の五臓も心火(赤)、脾土(黄)、肺金(白)、腎水(黒)と分類されます。
例えば
脾は、胃と一緒に飲食物の消化吸収司ります。
人は脾の働きによって、食べ物からエネルギーを採り、血となり肉となります。
脾は今日の様な湿気の多い夏や梅雨、秋の長雨の時季に犯しやすく
十分な休養をとらないで働いたり、長い時間椅子に『座って』いたりすると気血の巡りが悪くなり脾胃の働きが落ちてします。
消化吸収を司る脾の働きが悪くなると、食欲が落ちたり、下痢、浮腫みやすくなります。
そして、栄養がしっかりと採れないと、肌肉が痩せていってしまい、四肢に力が入らなくなります。
甘いものが好きなそこのあなた!
今、 下痢しやすかったり浮腫みがあったりしませんか?
甘いものが好きな人というのは脾を犯しやすいんです。
『口』『唇』は飲食物の取り入れ口であり、脾胃と密接な関係があります。
あなたの周りにいる人で、唇が薄い人は少食ではありませんか?
唇の厚さというのは、その人の脾(消化吸収能力)を反映しています。
脾胃の働きが悪くなると、唇やその周りにできものができたり、口内が荒れたりします。
また、その人の性格も表すこともできるんです!
脾土経の人は
「意智、信なる人物」
全ての物事を思い考えて明らかにして、それを信じて行動する。
言いかえると八方美人で世渡り上手であるがお人好し。
「牛の如き人」
よく考え、慎重に落ち着いて行動する優しい人。
といった特徴があるんです。
ここまできてどうでしょう?
なんとなく自分が当てはまっているような・・・
という方がいらっしゃるかもしれません。
昔の人は凄いですよね~
体の特徴・性質、病態の変化もそうですが
人の性格まで表してしまうんですから
結心はり灸院
強谷 直佑