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第四のがん治療~『免疫細胞治療』をしっていますか?~ [健康・病]

がん治療で『免疫細胞療法』というのを聞いたことがありますか?

 

今までのがん治療は

「外科療法」「化学療法」「放射線療法」という三大療法が治療のメインとなってきました。

しかし近年

「第四のがん治療」として『免疫細胞治療』というのが注目されているそうです。

みなさん知っていましたか?

私もつい先日までその詳細を知りませんでした(;^ω^) 

 

人の体は免疫システムが常に監視することで、異常細胞のがんとしての発症を防いでいます。

しかし、その監視の目を掻い潜り、分裂・増殖してしまうと発症や進行を食い止めることが難しくなってしまいます。

 

そこで免疫細胞治療とは、

患者さん自身が持つ免疫細胞に異物であるがん細胞を記憶したり、増殖したり機能を活性化させることで、その免疫細胞にがん細胞を攻撃させるというものです。

 

簡単な順序としては

・まず患者さんから採取した血液、または血液成分から、治療に用いる免疫細胞を取り出し、専用の培養液で薬剤等による刺激を加えながら活性化。

・その後、使用した薬剤を取り除き、活性化した免疫細胞を回収します。

・活性化させ回収した免疫細胞を点滴剤として患者さんに投与します。

 

免疫細胞治療にもいくつか種類がありまして

【樹状細胞ワクチン療法(DCワクチン療法)】

樹状細胞(Dendritic Cell:DC)と呼ばれる免疫細胞が、がん細胞を食べ、ヘルパーT細胞に「抗原提示」することで「がんの目印(がん抗原)」を教え・記憶させます。

そして、細胞障害性T細胞(CTL)にその情報を伝え、「がんの目印」として認識し攻撃を行います。

樹状細胞ワクチン療法は、がん攻撃の「司令塔」ともいえる樹状細胞の働きを強化することで、CTLを活性化させ狙い撃ちにしようという治療です。

 

【アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)】

がんに対する攻撃力がもっとも強い細胞のひとつで約9割をしめるTリンパ球(αβT細胞)を活性化、増殖させ、体内に戻す治療で、

αβT細胞はがんも含めた異常な細胞全般に対して攻撃する免疫細胞で、免疫細胞の働きを高める効果があります。

 

【ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)】

Tリンパ球中に数%しか含まれていないγδT細胞を活性化、増殖させ、体内に戻す治療です。 

 

【CTL療法】

患者さん自身のがん細胞の特徴を、Tリンパ球に覚えこませることで、そのがんのみを攻撃する免疫細胞(細胞傷害性T細胞=CTL)を増やし、体内に戻す治療法です。

この治療は腹水、胸水などから、患者さんのがん細胞が入手できる場合に行えます。

 

疫細胞治療の最大の長所は、

もともと患者さん自身の体内にある免疫細胞を治療に使うので、副作用が少ないということ[ひらめき]

一部の患者さんに免疫反応によるものなのか、微熱や軽度のアレルギー反応が見られるらしいですが、

問題となる副作用の報告は今までに無いということです。 

 

免疫細胞治療は、とても大きくなってしまったがん細胞にというよりは、

まだ弱く小さいうちに行うことがより効果的だそうです。

手術で腫瘍を切除した後、がんバンクのような形でがん細胞を保存し再発・転移予防のために免疫細胞治療を行ったり、

他のがん治療と併用しても効果を阻害することなく、むしろ効果が増すのではないかという期待がされています。

(引用資料:MEDI NET よく分かる免疫細胞治療

 

鍼灸・東洋医学によるがん治療というのも

気血を充実によって、患者自身の生命力・自然治癒力(免疫力)が高まることで治療をするものですから

西洋医学よりも古くから免疫細胞治療を行っていたことになるのかな?

 

ある意味、

鍼灸をはじめとする古典医学に、やっと西洋医学・現代医学が追いついたきましたか(笑)

結心はり灸院

強谷 直佑

 


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