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東洋医学からみた病気になる仕組み。 [東洋医学]

先日より、全国各地で朝冷え込むようになりましたが、しっかり体は温めていますか?

体育の日も過ぎてしまいましたが、

夏場、気温が高いことで体を温める必要がなく衰えた代謝機能。

暖房器具や服を着込んで体温を調節することも大事ですが、

寒さが厳しくなる前に運動をして衰えた代謝機能を今の時期に回復しましょう。

外気温が下がると体を温める代謝機能は上がっていきます。

体温を上げるためにそれだけエネルギーを使いますから、体重が気になる方はこれからがチャンス!

ストップ!冬太り!ですね(^_^)/



それでは今日のお題。

『東洋医学からみた病気になる仕組み。』


東洋医学では病気になる原因を
「内因」「外因」「不内外因」という3つの要因に分けています。

まず「内因」とは

簡単に言うと「感情」です。

前お話したように、肝、心、脾、肺、腎の五臓・五行によって体は構成されています。

そして感情も同じように五臓・五行配当ができます。

「怒り」は肝。

「喜ぶ」は心。

「思う」は脾。

「憂い」「悲しみ」は肺。

「恐れ」は腎。

過剰に1つの感情を持ち続けるとそれに関連した五臓を損なってしまいます。
(例えばずーっと怒り続けていると、「怒り」は肝ですから肝の臓腑を損なうことになります。)


次に「外因」とは

自然の環境、気候が原因となるものです。

「風」に当たり過ぎれば肝を損ない

「暑」「火」では心。

「湿」は脾と腎。

「燥」は肺。

「寒」は腎、肺。

脾は消化吸収の役目がありますから、梅雨や夏の湿気の多い季節には脾、消化機能を損なうことになります。


そして最後「不内外因」

不内外因とは、食べ過ぎや働き過ぎ、セックスのし過ぎなどの生活習慣、

事故などの外傷によるものを指します。

他に第三病因として

慢性伝染病、天災による怪我、毒虫・毒蛇等による受傷などがあります。


東洋医学には「心身一如」、「内傷なければ外邪入らず」という言葉があります。

メンタルヘルスが保たれているならば、

ある程度の外邪(外因)を受けても健康でいられますが、

精神状態「七情」が乱れることで、外邪の侵入を許してしまうのです。




五行で「秋」は肺にあたります。

空気が乾燥し気温が寒くなるこれからの時期、

「燥」「寒」は肺を傷付けます。

もし、
「悲しい」出来事や、将来や人間関係に「憂う」ことがあると

肺をさらに傷付け、咳や鼻水といった風邪症状。

お肌のトラブル、肩こり、肩から腕が痛み痺れたりといった症状の発生に繋がってしまうのです。

結心はり灸院

強谷 直佑

 


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