その人にとってのベストとは何だろう? [健康・病]
女性、男性
生後10ヶ月の赤ちゃん、
96歳のお婆ちゃん、
20歳になったばかりの男性、
体重35kgで痩せ型の女性、
体重80kgでとても逞しい体の男性、
大きく性別・年齢 ・体格で考えても、その人その人で最適な治療法、治療量というのは異なります。
同じ年齢、背格好、同じ症状をもった人でも
大自然のストレスの少ない環境で生活する人。
人が多く何かとストレスも多い自然の少ない都会で生活する人。
やはり治療法、治療量ともに違ってきます。
産まれたばかりの赤ちゃんに、たくましい体格のお兄さんと同じ治療量で治療したら、大変なことになってしまいますよね?
その人に合ったベストの治療量で治療するには、とても細かな全身観察による状態把握と高い刺鍼技術を必要とします。
術者として、早く治してあげたいという気持ちが先行し、もう少しやった方がいいかな?
と、鍼をしてしまう。
結果、刺激量過多で思わしくない方向に…
お薬なども大量に飲んだから
体調が良くなるかというと、必ずしもそうではありません。
早く体調が整い、治ることは大変良いことです。
患者さん自信も治したいという気持ちを持つことはとても大切です。
ですが、焦りは禁物。
ご自分でも早く治したいと頑張り過ぎてしまっては
かえって体の負担となってしまい、良い結果は生まれません。
その人の体質、今の体調に合った最適な治療量を選択し治療することが、体の不調を治す一番の近道ではないかな(^o^)/
自然に戻ってエネルギーをチャージ! [健康・病]
私は治療の度に、本院のある実家の埼玉県秩父と結心はり灸院の拠点である埼玉県さいたま市南区(旧浦和市)を往き来しています。
さいたま市⇔秩父。片道2時間弱の旅ですからもはや小旅行です(^_^;)
大学時代から、今日も1日疲れたなーっと西武池袋線から西武秩父線に乗り換え
山の中を進み、最寄りの駅に下りたときの清々しさときたらたまらないですね!
そのため、毎日のように山と都会を往き来していると自然のエネルギー、東洋医学に携わる立場から言うと「自然の気」の凄さがとても分かります。
森の木々は何年もの時間をかけ、大地から栄養を吸収し、天からの恵み(雨水)を受け、太陽からの光のエネルギーを蓄えることで成長していきます。
自然界のエネルギー「気」を集めて育つ樹木は、ピュアな気の集合体と言っても過言ではないのでは!?
森林浴や、都会から木々の生い茂る田舎へ旅行に行った時など、
とても清々しい気分になると思います。
科学的に言えば、大気中の豊富なマイナスイオンによって細かい汚染物質を清浄化、呼吸などから体内に取り入れられ、血液など体内の酸塩基平衡を本来の弱アルカリ性に戻すことで疲労回復に繋がります。
森林に入ると独特の森の匂いがしますよね?
この匂いは、森の植物、細菌、微生物から発せられる様々な物質の匂いなんです。
その中でも「フィトンチッド」と言われる物質の匂いをかぐと、副交感神経の働きが高まり精神を安定させたり、ストレスの解消、 リラックスしてくれると言われています
日々、患者さんと「気」のタイマン勝負ですから、木々の多い自然に囲まれた秩父に戻る度に、治療しながらもたっぷりピュアな「気」を体に取り入れて体力回復です(*^^*)