お腹いたわり『人日の節句』。 [雑感]
こんにちは(*・∀・)/
今日は1月7日。
お正月の最後であり、五節句の一番初めである『人日の節句』の日。
そうです
『人日の節句』である今日は、1年の豊作と無病息災を願い
年末年始の疲れた胃腸をいたわり、
七草粥を頂く日ですねヽ(*´∀`)ノ
去年も七草粥についてちょこっと書いてしまったら…
⇒『人日の節句』も過ぎてしまいましたが謹賀新年。
今年は何を書きましょうか…orz笑
昨日から、今年の診療がスタートしましたが
皆さん年末年始に美味しい物をいっぱい召しあがったようで
疲労や胃腸などの消化器を司る『脾』と呼ばれるところがお疲れになって
そこを中心に体調を崩している方が多いですね(;^ω^)
私の周りでも、
年末の暴飲暴食により、正月早々ダウンする友人達が続出し
元旦に友人宅でお灸をする事態に(;´▽`)
(どうやら忘年会の際に食べた物による、ノロウィルスが原因のようですが…)
この『脾』が弱ってしまうと
⇒『五行説』と人体の繋がり。
せっかく新年を迎えて、気合い十分で仕事に、勉強に臨もうとしても
食べ物からの栄養をしっかりと体で使うことが出来にくくなってしまい
全身の活動力に支障をきたしてしまうばかりではなく
『脾』を中心とした、経絡のバランスが崩れたことによる
『肝』・『腎』といった部分が原因による、トラブルを引き起こすことにも繋がり兼ねません(・ω・)/
『肝』・『腎』が原因となるお体のトラブルについて、
どういったものがあるかは直接お尋ねください(笑)
最後に、
久しぶりに小倉百人一首の歌の中に
春の七草に関連した歌がありますのでご紹介しようと思います。
『君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ(光孝天皇)』
11月の終わりに京都へ行った際に立ち寄った
「仁和寺」の建立を発願なされた方が詠んだ歌です。
現在、
治療院で焚いている、甘く柔らかな香りのお香もこのお寺さんのものですね
この歌を直訳すると
「あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜(春の七草を総称して)を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。」
もう少し表現を変えると…
「今年もあなたがお健やかでありますようにと、早春の若草を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってきます。」
といったところでしょうか?
七草粥とは別に、
日本には古くから年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘む、
「若菜摘み」という風習がありました。
若菜は、春の七草のように食べられたり薬草の総称で
新春にそれを食べることで長生きすると信じられてきました。
そして、
この歌の作者である光孝天皇も
若い頃、男性か女性かは分からないけれど、
大切な人の長寿を願って、春の野草を贈った時にこの歌を添えました。
歌の意味の様に、
相手に対する、とても細やかな心遣いを描いた歌で
「春の野」「若菜」「衣手」「雪」といった柔らかな言葉が散りばめられた
優しさに満ちた美しい歌です
こんな柔らかな優美な歌を詠む方が建てた「仁和寺」。
そのお寺で取り扱っているお香が、とても柔らかな優しい香りなのも納得です
治療家としてもこの歌の様に
細やかな心遣いをを怠ることなく、
当院を訪ねてくださった方の助けとなれるように、
治療に臨まなくてはいけませんね
2014年、二黒土星である私、すねや。
昨年の準備期とも言える1年を抜け、
今年以降飛躍していくためにも、この歌の様な素晴らしい精神が、
とても重要になってくると思えてなりません。
今年も笑顔を絶やさず、
『笑顔お届け人』のすねやは治療に精進したいと思います(*^^*)
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