『頑張らない。』 ~不妊・病との向きあい方~(3) [不妊・妊活]
こんにちは(*・∀・)/
ここ、本院のある秩父では寒さが一段と強くなり
治療室内も、完全にに冬支度です
さて
3回に分けて書いてきました
『頑張らない。』
も、いよいよ一区切り
今回は
実際に、なかなか赤ちゃんの出来ない「不妊」でお困りの方や
中々治らない、「病」や「症状」にたいして
問題を解決しようとした時に大切なことについてお話出来たらなーと思います(・∀・)
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では早速。。。
なかなか赤ちゃんが出来ずに、長期に渡り不妊治療を行っている方で
子宮内膜症やクラミジアによる骨盤内、卵管内の癒着があるような場合では
その原因を、早急にお薬や腹腔鏡といった手術などによって解消することが大切です。
しかし
基礎体温のグラフがあまりよくなく
結果的に、卵胞が育ちづらかったり、排卵しないというような
『ホルモンの分泌に問題がある』場合では
ただ、お薬や注射によってホルモンを“補う”ことだけではなく
全身のバランスの乱れ、うまくホルモンが分泌されない原因となる
『経絡の歪み』をチェックして
うまくホルモンが分泌する体の状態に“整えてあげる”ことが非常に大切
だいぶ前に書いた内容と重複してしまうところもあるのですが。。。
⇒妊娠力を高めるには頑張り過ぎない!~不妊症に悩むあなたへ~
理想としては
血液が全身をスムーズ回ってくれることが良いように
気血の巡りというのも、途中で淀み、不足することなく
全身の各組織、臓腑に巡ってくれるのがベスト
それが
「心身一如」という言葉があるように
「心」と「身体」は1つのものとして互いに影響しあっています。
思い悩み、どうしても子どもが欲しいと「頑張ろう!頑張ろう!」と身構えてしまうと
『妊娠』というのは、本来なら我慢することではないのに
『赤ちゃんが欲しい!』ということだけに意識が巡ってしまい
「そのかたく」という言葉の様に
自然と体にも力が入ってしまい、
どんどん「気血」がうっ積して全身の巡りが悪くなってしまいます。
すると、
妊娠に大事な下腹部の気の巡りも悪くなってしまい生殖能力を下げ
次第に『血』という、栄養の巡りも悪くなってしまい
赤ちゃんが欲しいからやっていることなのに
まさかの悪循環
不足しているものを、外から補うという考え方が悪い訳ではありませんが
全身の状態・バランスを診ないままで
ただ“補う”ことだけをやってもダメなんです(´・ω・`)
事実、不妊のケースで
お薬をお休みして、「赤ちゃんが出来ること。」よりも
「まず全身バランスを整えること。」を考えて経絡治療を行い
『無事妊娠した。』
『人工授精が上手いった。』というケースはよくある話
「病」や「症状」が改善しない方においても
同じように、「全身バランスを整える」ことはとても大切
病院では
「歳だからしょうがない。」
「うまく症状と付き合っていきましょう。」と言われ、
どうしようもなく、ただお薬を飲み続け
長年に渡り悩まされていた症状が経絡治療を行うことで、治癒・改善することは多々あります
全身の偏りに対して調節を行う『経絡治療』
それに対して、
1つのことに固まってしまう「頑張る。」
そんなの関係無いだろうと思う方が多いかもしれませんが
「気」の調整を行う上では、「気」持ちという心の影響というのは
治療をする上でとても重要
「気」がうんぬん言わなくても、
- 自然のままに、ハツラツと毎日過ごしている人。
- 内容の良い・悪い別として、精神的に我慢して固執している人。
とで、どちらの人の健康状態が良いかは
ハツラツとしている人の方が良いとは思いませんか?
前向きに、病気や症状・自分の抱える問題に向かい合うことは素晴らしいことです
ですが
その問題に対して、前向きではなく前のめりになって頑張ってしまっては
心も体も、いらない力みとなり負担となってしまいます。
そうならない為にも
前向きになっても“頑張らず”
ゆるゆるとリラックスした状態というが大切にしてみてはいかがですか?(*^^*)
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