荒らし過ぎ去り秋の訪れ。 [雑感]
こんにちは(*・∀・)
先日の連休は、
猛烈な台風の直撃によって
日本列島、各地で様々な被害が出ていますが、皆さまのお近くは大丈夫ですか?
台風が最初に接近した近畿・京都では大規模な浸水被害。
秩父から1時間ほどの距離にある熊谷などでは、竜巻と思われる突風も吹いたそうですね。
ちょうど私はいなかったのですが、秩父でも台風の目が上空を通過したようで
治療院の駐車スペースは、葉っぱに折れた枝だらけ。
庭に生えているコスモスも、あと少しで咲きそうだったものが大量になぎ倒されてしまいました(;´・ω・)
ですが
大きな嵐が過ぎたことによって、今まで以上に『秋』がグンと近づいてきましたね
台風が来るまでは、まだ日中も夏の様な日差しで
蒸し暑さが煩わしいような陽気でしたが、
台風が過ぎ去り、秋の高気圧がせり出してきたお陰と、
台風一過によって雲がみな流れていったことによる放射冷却のためでしょうか?
昨晩、今朝と、
空気が随分と澄んで、布団を1枚足すなどして寝たくなる程の寒さ
日中も、
まだ暑いながらカラッとして、一気に秋の空気になりましたね
治療院でも、今日は一日暖房が入っている状態でした(;^ω^)
小倉百人一首の歌の中に
『吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ(文屋康秀)』
という歌があります。
意味は
「山から風が吹いたはしから、たちまち秋の草木が萎れてしまうので、 なるほど、だから山から吹き下ろす風を「嵐」と言うのだなぁ。」
まぁ、こんな意味だと私は解釈しているのですが…
秋になると、台風という名の『嵐』が南からやってくることが多いですよね?
『嵐』というのは、
小倉百人一首の中では秋の歌として出てくることが多いんですね
この歌の中にある『嵐』は、
今回の様な、木々をなぎ倒していく猛烈な台風のイメージとは違うように感じますが
木々、植物を傷めさせ、
気候の移り変わりによる寒風によって、夏に青々と彩った植物たちが萎れ散らしていく。
そう考えると、
当時の気候とは大きく違い、規模や大きさ自体も異なると思われる現代で、
『嵐』 というの言葉が表すことに関しては
当時とさほど変わらないのかな?
それと
この歌の『嵐』 というのは、別の言葉で『荒らし』という言葉と掛けていて
そういうことからも、
その当時の『嵐』 というのが、少なからず周囲の環境を『荒らす』ものだったのかな?
と思えてしまいます。(´ω`)
補足で…
「山」からの「風」
当時の京、平安京が周囲を山に囲まれた盆地京都にあったから??(←勝手な推測。)
南から山を越えてくる風を
【山+風=嵐】
なんて、 離合詩にして遊び心を持たせたとか、持たせなかったとか…
ともあれ、今回の『嵐』 をきっかけに
より周囲の木々に、鮮やかな色どりが増えることを期待したいと思います(*^^*)
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