眠れない×「てい鍼」という選択 [健康・病]
こんにちは(*・▽・)/
これまで2つの部屋を分けていた壁があっという間になくなりました。
トイレ解体工事中の強谷針灸治療所です(*´▽`*)
当所には肉体のことは勿論、精神的に不調を抱えた方も大勢いらっしゃいます。
(というより、ほとんどの方が心の不調を抱えているかな。)
その中で、
「寝付けない」
「途中で起きてしまう、眠りが浅い」
「夢見がち」
「寝起きが悪い」
「寝過ぎてしまう(これも過眠症と呼ばれる睡眠障害)」
そんな睡眠に問題を抱えている方もいらっしゃいます。
睡眠の問題、睡眠障害の改善には、生活環境の改善や効果的な薬の服用が一般的。
+α 精神の沈静化や自律神経の調整を目的に
鍼灸や整体、エステ等々を受けられている方もいらっしゃると思います。
鍼灸的にも、各流派、各鍼灸院、各先生、様々なアプローチがあると思います。
当所では現代医学的な解釈のアプローチというより、
投薬などのバランスもみながら、古典的な鍼灸の概念・理論をもとに治療を行っています。
当所が行う「脉診流経絡治療」という流派においても、
睡眠のトラブルの内容によって治療方針、治療アプローチは変わります。
その中で、通常は写真の左側にある一般的な鍼を使っています。
ですが、まさに鍼の形をした左側のものは
効果として鍼の影響力のもちはいいですが、睡眠障害を患った患者さんの中には、緊張の緩和がしにくい場合があります。
そういった場合に
とにかく心身を緩める方向に向けるために「鍉(てい)鍼」と呼ばれる、写真の右側の鍼を使います。
一番右は円鍼というまた別のものですが
てい鍼という鍼は、
普段、子供や妊婦さん、精神的な不調を抱えている方に対して使用する場合が多いです。
「こんなの効くの?」と思いますよね?
まだ臨床を知らない、鍼灸学生時代の私もそうでした(笑)
未だに「鍼」って不思議だなー
なんて思いますが、そんなまだ科学的に分からないことだらけの鍼灸で、睡眠に悩まれている方のお力になれているのは大変嬉しいことです(*´▽`*)