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感謝申し上げます。 [治療院]

こんにちは。


ここ数日、急な時間変更、臨時休診失礼いたしました。



12月8日。

曹洞宗で言う、お釈迦さまがお悟りを開かれた事をお祝いする「成道会」の日。

強谷針灸治療所の先代であり、

私の鍼灸家としての師匠でもある祖母 強谷光子先生が98年の天寿を全うされました。



幼少期より優れた知性と行動力に溢れた祖母。

強谷に嫁ぎ4人の子供産んだ後すぐ

東京・花田学園の一期生として、創設者 花田傳先生のお宅で住み込みをしながら東洋医学を学んだ祖母。

祖母の遺品を整理していて、若いころの祖母と花田傳先生が一緒に写っている写真を初めて見ました。


幼少期に祖母が治療しているのを横で正座して見ていた私。

当時は、


大好きな祖母が自分にもやってくれたものに興味を持って見ていた程度ですが、今その当時を思い出すと祖母の治療は大変凄いことをしていたのだと感じます。


親類や、当時の患者さまより聞く、祖母の鍼灸家、治療家としての偉大さ。

秩父地域全域に、昼夜問わず声が掛かれば自転車で往診に出かけ

老若男女、難病患者だろうが、産まれたの赤ちゃんだろうがなんでも治療し

秩父地域でほとんどの人が治療を受けたのではないの?言われる程。


祖母が亡くなる1週間前にも、秩父から遠く離れた遠方より

「おばあちゃんに治療してもらって、それまで病弱だったのが、あれから40年近く経っても元気に過ごしています。」とお礼を言いにいらっしゃた方とお会いし、改めて祖母の凄さを感じたばかりでした。


元気なうちにもっと色々な事を学びたかったと思いましたが

静かに息を引き取る最後の最後まで、脉を診続けることができ

自身の死というもの通じ、祖母から最後の学びを受けたようでした。


「鍼灸師になるのなら、自身の利益は考えず、ただ患者さんのことだけ考えて患者さんと向き合いなさい。治療をしなさい。」



祖母の様に立派な鍼灸家、治療家になれるかは分かりませんが

私が鍼灸師を志すきっかけとなり、

鍼灸家、治療家としての「心(しん)」として胸に刻まれている言葉を力にし、


明日からも患者さんと向き合っていきたいと思います。



半世紀近い年月に亘り、


強谷針灸治療所をご好意頂き、


先代 強谷光子先生を信頼し、治療を受けにお越し頂いた皆様に感謝申し上げます。




強谷針灸治療所 二代目 所長

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