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体を『糖化』させないで! ~上手な食べ方でアンチエイジングと病気を予防~② [健康・病]

 ここ最近はどうもバタバタしていてブログの更新がだいぶ滞ってしまいました(;^ω^)

そして気付いたら、あっという間に暦の最後、「師走」を迎えてしまいましたね。

明日、12月3日は本院のある実家・秩父では

京都の祇園祭、岐阜(飛騨)の高山祭と並び、日本三大曳山祭りとして有名な「秩父夜祭」が行われます。

秩父夜祭は、絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台が曳行され、

冬の祭りとしては珍しい数千発もの花火が上がる秩父が1年で1番盛り上がりをみせるお祭りです。

毎年、夜祭の12月3日の夜を境に

盆地として底冷えの寒さの秩父は、より一層寒さが厳しくなります。

週間天気によると、明日は生憎な天気になりそうですので

夜祭にお出かけの予定がある方は、しっかりと厚着をして寒くならないようにお出かけください(^^)



 

では本題に入るとしましょう。

今日はスイーツの話ではなく、話の途中のままになってしまっていた『糖化』についての2回目です[ひらめき]

 

私自身、このブログの名前にもあるように「スイーツ」「甘い物」が大好きなため摂り方・摂取量と注意しなくてはいけませんが…(;^ω^)

まず

糖化についておさらいです[ひらめき]

糖化とは?

お菓子屋や甘い物、ごはんなど炭水化物、糖を体内に取り込むと

血中に吸収された糖分は体内の様々なタンパク質(肌(グリコーゲン)、細胞、血液、血管、ホルモンなど)と反応することで

肌のシミ、シワ、たるみといった老化現象だけでなく、

骨、血管、脳にも影響があり、美容はもちろん病気の原因にもなる現象です。

原因となる糖とたんぱく質の反応によってできたAGEs(最終糖化産物)は、

1度できると分解されることがないため、年齢とともに増加していき、50代になると20代の1.5倍ものAGEsが体のあらゆるところに蓄積してしまいます。 

 

『糖化』『AGES』によってが原因となる体の現象

このAGEsの蓄積によってまず問題となるのが『肌』です。 

肌には有名な「コラーゲン」というたんぱく質があります。

肌の張りと潤いを保っているコラーゲン。

血中の糖がたんぱく質であるコラーゲンと反応を起こしAGEsが蓄積してしまうと、

金属がサビついてしまうみたいに、肌は弾力を失い、キメは粗く、シワ、くすみの増加につながります。

ほかにも、肌のたるみ、カサつきやゴワつき

肌の代謝機能が低下してしまい、肌が生まれ変わる「ターンオーバー周期」が延びてしまう原因にもなってしまいます。

また、髪の毛もたんぱく質で出来ていますから、

糖化を起こすことで、コシや艶を失ってしまうことにも繋がってしまいます。

 

また糖が原因となる病気と言ったら「糖尿病」ですね。

糖尿病は、血液中の血糖値が高い状態が続いてしまい様々な疾患の原因となる病気ですが、

目、腎臓、脳、神経、骨など各場所で糖化が起こることで、

目を滋養する毛細血管によって白内障や目の基底膜や角膜が糖化することで起こる角膜変性、糖尿病性網膜症による視力低下などを起こしてしまいます。

その他にも糖尿病性腎症、血液疾患、動脈硬化、神経障害

また骨でも、骨の構成成分の90%がコラーゲン(たんぱく質)で出来ています。

そういうことからも骨でも糖化が起こり、AGEsが蓄積すると、骨がもろくなったり、骨が新しく生まれ変わるための代謝を抑制してしい、骨密度低下、骨強度低下、骨形成の低下を起こします。

また最近の研究で、

アルツハイマー病患者さんの脳の前頭葉にあるたんぱく質に、健康な老人と比べて、約3倍のAGEsが存在していたことがわかりました。

マウスの実験では、脳にAGEsを添加すると、なんとAGEsが神経への毒性をもつことなども証明されています。

 

研究が進むことで全身の様々な病気の原因にも関係していると考えられています。

全身のあらゆるところに血管というのは張り巡らされていますから

当然、その血管にのって行き渡った糖により、各臓器で糖化が起こることは十分考えられますよね。

 

体の糖化を防ぐための、ちょっとした心配り

甘い物やご飯など炭水化物の摂り過ぎというのは注意しなくてはいけませんが

食べたくなってしまいますよね~(;^ω^)

これはダイエットにも繋がる方法で

 

大切なことは食べる順番

そして、どれだけしっかりと野菜が摂れるかです!

 

既に昔から実践していたり、TVのダイエット企画で取り上げられているのをみて実践している方もいらっしゃるかな?

ダイエットでも糖化でも

ポイントとなるのは血糖値を上げ過ぎないことです。

 

例えば、食事でまったく同じメニュー・同じ量でも

炭水化物のメニューを食事の最後の方に摂ることで血糖値の急上昇が抑えられます。

食べ方としては

1.野菜

2.肉や魚といったメインのおかず

3.ごはんなど炭水化物

考え方としては、野菜といった繊維質なもの(食物繊維など)を最初にしっかりと摂る!

そして、肉や魚と野菜に続き消化吸収の遅い物を先に食べることで、急激な炭水化物の消化吸収を緩衝させてくれます。

最初に炭水化物を食べるのではなく、しっかりと食事を摂るなど消化吸収を抑えた後に食べることが大切になってくるわけですね[ひらめき]

 

甘いものやデザートに関しては、食後に摂ってしまうと食事による血糖が下がる前にさらに血糖値を上げてしまうので、2~3時間経ち血糖が下がってからの方がダイエットには良いですね。

ですから、

コース料理や懐石料理といった料理が順番に出てくる形は

非常に体にとって理にかなっているわけですね[ぴかぴか(新しい)]

糖尿病や血圧が高い人でも、この食べる物の順番というのを意識してあげるだけで

体の健康状態は大きく異なってきますよ(^^)/

結心はり灸院

強谷 直佑  

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