体を『糖化』させないで! ~上手な食べ方でアンチエイジングと病気を予防~① [健康・病]
ごはんやパンなど炭水化物を食べると
体は炭水化物を分解して大事なエネルギー「グルコース」を摂り出します。
このブログの名前にもあるスイーツ、甘い物なども炭水化物ですから
食べればしっかりとグルコースを摂ることになりますね。
糖分・ブドウ糖・グルコースは体動かすのに大切な栄養素。
特に脳はエネルギーの30%近くをブドウ糖から摂ることで脳の回転数をあげてくれます。
朝ご飯をしっかり食べよう! というのも、
1日の始まりにしっかりと糖分を摂って、頭と体をしっかりと動くようにしましょうということですね。
知っている方も多いと思いますが
鍼灸治療の刺激量のように
糖分・グルコースはいっぱい摂れば良いという訳ではないんですね
糖分を体に摂りこむ際に、ゆっくりと吸収され徐々に血液中のグルコース濃度が上がっていけば良いのですが、
ケーキやクッキーのような甘い物、砂糖は
直ぐに体へ吸収されてしまい、血中のグルコース濃度が急激に高くなってしまいます。
すると、体の機構というのは良く出来ていて
「これじゃ多過ぎるよ!」とインシュリンが大量に出ることで一気に血中のグルコースを下げようと働きます。
これではせっかく体・脳の為に良いエネルギーを摂っているのに、逆に下げ過ぎてしまっては意味が無いですね(;^ω^)
良く知られている、『糖』と『体』の関係について簡単に説明しましたが
ここからが今回の本題
皆さんは『糖化』という言葉を聞いたことがありますか?
「『酸化』なら聞いたことがある!」という方は多いと思います。
抗酸化ということで、体が酸化することを防ぐことで、
肌のシミやシワ、たるみなど肌や体の老化を防ぐ『アンチエイジング』になるというのはよく知られています。
そして今回のお題である『糖化』
この『糖化』というのも酸化と同様に肌や体の老化を促進する原因であることが、さまざまな研究で明らかになっています。
肌のシミ、シワ、たるみだけでなく、骨、血管、脳にも影響があり、美容はもちろん病気の原因にもなる現象なんです!
『糖化』の重要なキーワードに『AGEs』という言葉があります。
AGEs(Advanced Glycation Endproducts)
日本語で言うと、『最終糖化産物』と言います。
言葉の通り「最終的に糖が化けて生まれてくる物質」です。
私も大学で今現在もAGEsなど研究のお手伝い等をさせて頂いている、
アーユルヴェーダに精通しご自身も漢方医として未病の研究を行っている上馬塲和夫先生の下にいなければ今も知らなかったかもしれません。
お菓子屋や甘い物、ごはんなど炭水化物は口から体内に入り分解
そして血中に吸収された糖分は体内の様々なタンパク質(肌(グリコーゲン)、細胞、血液、血管、ホルモンなど)と反応することで出来る物質です。
この物質の厄介なところが、一度できると今のところ分解するすべがありません。
そのため、年齢とともに増加・蓄積していってしまいます。
これから『糖化』『AGEs』の体への問題についてですが
申し訳ないですがちょっと忙しいのでこの続きはまた後日!
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