助産師さんのお話。~東洋はり医学会 渋谷支部 9月支部会~ [研修会]
こんにちは。
昨日、16日(日)は私の所属している学会
東洋はり医学会 渋谷支部の勉強会が
麻布十番にある港区福祉会館 麻布いきいきプラザでありました。
自分の所属している学会は、毎月第1日曜(本部会)・第3日曜(支部会)に
大勢の鍼灸師が集まって、臨床成果向上を目指し研修しています。
9月の東洋はり 渋谷支部は
午前は「妊娠時に起こる心身の変化とそのケアについて ~鍼灸師さんに期待すること~」
として、助産師さんにお越し頂いて
基本的な知識から、助産師さんとして妊産婦さんと関わる際に気付くこと、感じることを2時間弱にわたってお話して頂きました。
そして、こちらは午後の実技練習の風景。
鍼灸についてまったく知らない方は、「鍼灸って腰痛とか肩が凝った時にやるんでしょ?」とか
「鍼灸はお年寄りがやるもの」 「針って妊婦さんにもするの?」「針するって妊婦の何に効くの?」
とお思いになる方がいらっしゃるのではないかと思います。
鍼灸というのは、腰痛や肩が痛いといった、「痛みをとるもの」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
でも実際はそうではありません。
鍼灸とは、月経不順や不妊、更年期障害、
妊娠さんの多くが抱えるつわりの軽減、むくみや冷え症の改善、といった女性のお悩み。、
夜泣き、小児ぜんそく、夜驚、かんのむし、アトピー、夜尿症(おねしょ)といった子ども特有のものにまで幅広く効果があるんです。
前置きはこれぐらいにして…
妊産婦さんの治療を行うにあたって、もちろん勉強はしていますが
助産師という異なる立場から、妊産婦さんについて心身の変化や傾向、注意しなくてはいけないこと等
どのお話も「うーん、なるほどね…」と何度も思い、頷き、メモすることがいっぱいでした。
今回お話していただいた助産師さんは
逆子や冷え、むくみに対して鍼灸が良いと、妊婦さんに鍼灸治療を勧めていらっしゃって
「鍼灸」の知名度が上がり、医師や助産師以外に
包括的に妊産婦さんへのケアができると素晴らしいというようなお話で、
鍼灸師としてとても励まされました。
鍼灸をよく知らず、初めて治療を受ける人の多くが思い浮かべる
「針=痛い」「お灸=熱い」という負のイメージです。
やはり、安心して治療を受けていただくには、この負のイメージを変えるのが重要課題
鍼灸は、「痛ければ効く」「熱ければ効く」訳では決してありません
当院のように、ほとんど痛みもなく何をされたのかも分からない位の治療でも
沢山の幸せを届けている治療院はいくつもあります。
このブログを見て頂いた方の「鍼灸」へのイメージが変わり
少しでも「鍼灸治療」を受ける方が増えていくといいな~
と思う今日この頃です。
結心はり灸院
強谷 直佑
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